うつ病を甘えだと思ってはいけない

ストレス社会と呼ばれるように、誰もが何らかのストレスを抱えています。

うつ病の原因はストレスと言われていますが、ストレスを抱えている人が全員うつ病になるとは限りません。

この違いはなんなのでしょうか?

よく言われる「うつ病になりやすい」のは、生真面目、貴重面、責任感が強い、完璧主義者の人です。

これに該当する人は、自分に厳しく、何事にも一生懸命全力投球をします。

これはとても素晴らしい事ですが、ずっとこの状態を維持するのはとても難しく、ストレスも大きくなりますし、いつか限界が来ます。

ストレスだらけ!と自覚があるのにうつ病にならない人は、ストレスをうまく発散できているか、適度に力を抜くコツを知っている人です。

力を抜く事が時にサボりや怠けになる事もありますが、うまくストレスを発散できているから、限界に達する前に対処できています。

うつ病になる人は甘えない人、と言っても過言ではないでしょう。

むしろ適度に甘えている人の方が、はけ口があるのでうつ病になりにくいのです。

うつ病になってしまうと、自分に甘えがあったからと、自分を責める人が多く見られます。

しかし上記の事実を知っていれば、自分は甘えてはいない事が理解できるでしょう。

最近は社会的にも、うつ病に関するメカニズムが少しずつ理解されるようになり、浸透してきています。

社会全体の比率ではまだ多いとは言えませんが、うつ病は甘えではありません。

もしもうつ病になって、それが自分の甘えから来ていると思っているのなら、その考えは捨てましょう。

今まで甘えてこなかったからうつ病になったのです。

これを理解しろというのも難しいと思いますが、うつ病は病気で、甘えは病気ではありません。

いろいろな辛い症状は、うつ病が原因で起きている事です。

考え方を変えるというのはとても難しい事ですが、うつ病を克服するには必要です。

症状に合わせて治療法も選べますし、治療をしてうつ病を克服した人、克服後に社会復帰を果たした人はたくさんいます。

治療には長い時間がかかりますが、無理をせず時間をかけて克服していきましょう。

困った時は家族や周囲の人、医師に甘えてもいいのです。

うつ病の治療に「認知行動療法」というのがあります。

これは、思考を変えるために役立つ治療法です。

多くの人が自分の甘えを原因と思い込んでいるので、そういう時には有効な治療法と言われています。

自力で考えを変えるのは難しいですが、認知行動療法なら助けになってくれるかもしれませんので、医師に相談してみましょう。