甘えとうつ病の違いって何?

うつ病は、甘えと誤解される事が多々あります。

うつ病の辛さは、うつ病を経験した人にしかわからないと言われますが、確かにその通りで、特にストレスを上手く解消している人には、ストレスだけでうつ病になるはずがない、それは甘えだとなってしまうのです。

しかしうつ病の人にしてみると、自分をコントロールできないわけですから、なんとかしないといけない、でもできないというジレンマが、さらに大きなストレスとなり、うつ病を悪化させるという悪循環に陥ってしまうのです。

ここでうつ病と甘えの違いを、わかりやすく説明します。

生真面目な人や几帳面な人、完璧主義な人、はうつ病になりやすいと言われています。

うつ病は体が言うことを聞かなくなるので、自分をコントロールできません。

体が重く朝起き上がるのもやっと、という状態でも、生真面目な人は会社の人に迷惑がかかると、無理をしてしまいます。

しかし頑張ろうにも、体は重く、意欲は低下している、集中力がないため、仕事でミスを連発するなど、周囲にも迷惑をかけますし、そういう自分を責めてしまうので症状は悪化してしまいます。

甘えの場合は、他の人よりも自分が一番です。

ちょっと頭が痛いという時、鎮痛剤を飲んだり、少し横になったりすれば回復するような状態でも、大げさに辛いと訴え仕事を休みます。

仕事でミスを叱られた事に腹を立て、仕事がつまらない、上司に会いたくないという、それだけの理由で会社を休む、これが甘えの特徴です。

うつ病の人はやろうとする気持ちはあるのに、体や脳が言うことを聞いてくれない状態です。

甘えは、やる気がなく楽な方へ、楽な方へと常になにかから逃げてしまいます。

うつ病と甘えの違いは、なかなか見分けが難しいのですが、うつ病の人に甘えていると責め立てるのは絶対に言ってはいけない事です。

単なる甘えなら、甘えるな!と叱り飛ばしても問題ありませんが、うつ病の場合はそれが原因で、本人を追い詰める事になってしまいます。

症状が悪化すると、自傷行為や自殺に発展しかねません。

見極めは難しいですが、一つだけを見て決め付けるのではなく、全体を見て判断する事が大切です。

うつ病の場合仕事を休職するか、一旦退職して治療に専念するのが理想です。

しかし経済的な理由で、簡単に仕事をやめられない人もいます。

悪化すれば仕事すらままならない状態になりますが、軽い場合は治療を続けながら、仕事をする事ができます。

しかしこれには周囲の理解と協力が必要です。