非定型うつ病は甘えなのか?

新型うつ病と言われているのは「非定型うつ病」の事です。

通常のうつ病とわかりやすく区別するために、メディアが作った言葉です。

通常のうつ病と、非定型うつ病は、似ているところが少ないため、うつ病に対する理解がある人でも、ただの甘えとか怠けているだけじゃないの?と誤解しがちです。

一般的にも、うつ病は無気力で全ての事に対し、意欲が低下するというイメージです。

それまでうつ病と知らずに、怠けているとかサボっている、これは甘えだと誤解していた人でも、うつ病の症状だと知れば、ある程度の人は納得します。

しかし非定型うつ病は、自分の好きな事にはとても積極的に取り組むのに、嫌な事や苦手な事を避けるので、うつ病だと言われても、ただの甘えとしか思えないのです。

うつ病と非定型うつ病は、同じうつ病でも全く違うものです。

またうつ病と非定型うつ病は、なりやすい人の傾向も違いますし、症状にもたくさんの違いがあります。

うつ病になりやすい人は、几帳面、生真面目、仕事熱心、完璧主義者の、中高年世代でどちらかというと男性が多いです。

うつ病の間は常に気分が落ち込み、人と関わるのさえ面倒になってしまいます。

すごく活動的でキラキラしていた人でも、うつ病になると身なりにも気を使えなくなるので、人が変わったとか別人のようになってしまったと思われてしまいます。

非定型うつ病になりやすい人は、自己中、超マイペース、何かに依存しやすい人で、若い女性に多く見られます。

好きな事や興味がある事には誰よりも積極的なのに、嫌な事には消極的になります。

例えば仕事が嫌でサボってばかりなのに、大好きな旅行に行きたいと思うと仕事を休んで、旅行を楽しむなど、普通で考えるとサボっているようにしか見えない事をやってしまいます。

うつ病は食欲低下という症状もありますし、常に不安や悩みを抱えているため、夜も眠れず不眠症になる事が多いです。

非定型うつ病は、過食気味なくらいよく食べるので、太る事もあります。

夜もよく寝て、時に過眠になる事もありますので、家族でさえもうつ病とは気づかない事が多いです。

うつ病に対するイメージは、通常のうつ病の症状が浸透しているため、多少理解を示す人にも、非定型うつ病は全く別の物であり、怠けているとか甘えだとしか思われないのです。

仕事中はとても辛そうにしているのに、仕事が終わって帰れると思うと途端に元気になるので、これも怠けているとか甘えていると誤解されやすいのです。